暗殺教室ーふたりの転校生ー

第15話 ページ15

side浅野学秀

｢不純性行為だよ」

あの男、菊池風磨の声が頭から離れない。
あいつは...馬鹿なのか？

帰り道を歩きながら考える。
ほんとにそうなのか？

菊池風磨の親友、中島健人はどのような違反でE組に入ったのか。

明日、聞いてみるか...








｢なぁ、中島健人。お前は、何故このE組に入れられた？」

今日学校、E組に来て中島健人を問い詰める。
中島健人は困った顔をしている。

｢生徒会長さん。それじゃ、恐喝みたいだよ。」

問い詰めていると、あの菊池風磨に声をかけれた。

｢教えてくれてもいいじゃないか。ここには、成績不順と素行不良の生徒しか集まらない。それを分かっているのに詳しく聞いてはダメなのか？」

｢だーかーら、言いたくない人もいるのに聞くなんて人の気持ちわかってないよ。浅野くん。」

｢君も言えないようじゃないもんか。僕の耳元で、あのような言葉いうなんて正気じゃないよ。」

僕が悪者だって言いたいのか？

もういい

｢もういいよ。悪い事をしたな。」

僕はそう言い中島健人から離れた。
このクラスには馴染めそうにない。
弱者のクラスなど。

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