屋上 ページ19
いつも通り学校に行き窓側の自分の席に座り机に頭を倒して寝ながらHRに出る
普段は保健室か屋上のどっちかで授業は大体サボるがHRだけは遅刻扱いされないように出ている
頭は良い方なのでテスト前に少し勉強してどうにか進級している
貴方(……かえりたい……ねむい…)
そんな事を考えながらぼーっと窓の外を見ていると
「「「きゃー!」」」
貴方 びくっ
週1〜2のペースで外から女子達の黄色い声に思わず体を揺らす
生徒「今日来てるよ!」
前に座っている女子生徒が小声で隣の友達に話す
うちの学校は、小学校から大学まで付属の私立学校で芸能活動している生徒も少なくないが、ここまで人気な芸能人はあまりいないため、Aも人気なアイドルが中等部にいるということは知っていた
いつも囲まれてるため顔は見た事はない、最初からあまり興味も無く、唯一仲がいい同じ施設育ちの幼なじみも今は留学中でいないので周りに関心がないAには何も情報が回ってこない
貴方(……寝よ…)
HRが終わりのチャイムと共にAは教室を出て、屋上に向かう
貴方(……天気、良い…)
空を見上げながらぼーっといつもの屋上に1つあるベンチにのほうに歩く
貴方「………」
ベンチには既に先客がいた
貴方(この人……)
この前見たなと顔を覗く
貴方「ふう…と、?」
思い出すと思わず口にする
風斗「なに」
貴方 びくっ
Aは驚き肩を揺らす
風斗「授業中なのにこんな所で何してんの?」
貴方「…そっちこそ……」
風斗「僕は仕事で疲れてるの」
貴方「しごと…」
風斗「知らないの?」
貴方 ?
風斗「…僕アイドルやってんの」
貴方「そう、なの…アイドル…」
風斗「そーゆ態度あんただけ」
貴方「…たいど、?」
風斗「他の女はうるさいのばっかだよ、追いかけてくるし」
貴方「…大変」
風斗「あんたはいつもここ居んの?」
貴方「うん、大体は」
風斗「へぇ」
貴方「…次はいつ来る?」
風斗「…さぁ、仕事がない日」
貴方「…そう」
風斗「なに、来て欲しいんだ?」
風斗は悪戯っぽく言う
貴方 こく
それにAは躊躇わずに頷く
風斗「……は」
貴方「学校で、先生以外の人と話すの…ひさびさ」
風斗「ふーん、友達いないんだ」
貴方「……」
風斗「…じゃ僕は仕事あるからもう行くから」
貴方「…ん」
風斗「…ま、あんたがいるならまた来る…」
Aは少し微笑んだ
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2021年2月17日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - はじめまして!!とても続きが気になります!!BROTHERSCONFLICT入れて欲しいです^ ^応援しています!! (2020年8月3日 19時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かは | 作成日時:2020年8月1日 1時