三条と粟田口、計18振の兄ですが何か？【刀剣乱舞・男主】

参拾参振目 ページ35

貴方「お覚悟！」

呻き声を上げて倒れた検非違使

刀についたその血を振り落とす。

貴方「三日月。其方に敵はまだ居ますかな？」

三日月「いや、終わったぞ…
というか今Aが倒した奴が大将だろう」

貴方「大将があの程度とは如何なものだろうか…」

一撃で倒せたし…

三日月(特上刀装が三つついていた筈なんだが)

貴方「それでは主のもとに戻りますかな。
三日月、行くよ」

三日月「あいわかった」

＊＊＊＊＊

燭台切side
本丸にて

燭台切「入るよー」

温め直した夕飯を片手に、手入れ部屋の襖を開けて中に入る。

中には気持ちよさそうに眠るA。

寝顔まで美しいよこの刀(人)←

おつかいに行くだけのつもりが、
最終的にはこの時代の検非違使を全滅させて帰ってきたA、三日月さん、明石さん、物吉くん。
それから主と長谷部くんも、少し前に本丸に帰ってきたんだけど…

燭台切「左腕なくして帰ってくるとはね…」

夕飯を枕元に置いたその時、布団の中がもぞもぞ動いた。

そっと掛布団を引き剥がすと…

鶴丸「うっ…みづだだぁ…」

涙目の鶴ちゃんが、Aにぴったりくっついて丸くなっていた。

燭台切「鶴ちゃん！なんでそんなとこにいるの！」

鶴丸「せめて最後くらいは一緒に…！」

やっぱりA大好きだなぁ…なんて少しほっこりしながら、
Aの顔を見てみてと促す。

鶴ちゃんが恐る恐る布団から這い出ると、ちょうどAが目を覚ました。

貴方「んん…よく寝たなぁ。
お！鶴丸、光忠、おはよう」

左腕もすっかり治ったようで、大きく伸びをして笑った。

すかさず鶴ちゃんが抱きつく。

鶴丸「おはようっ！！」

燭台切「おはよう！…って言ってももう夜だけどね。
体調はどう？夕飯あるけど食べる？」

食べる！と目を輝かせるAに枕元の夕飯を差し出す。

その時勢いよく襖が開いた。

一期「兄上！大丈夫ですか」

貴方「ん、ふぃふぃほ(一期)」

ごはんを頬張る様子を見て、一期くんも安心したみたいだね！

一期「ところで鶴丸殿、いつまで兄上にくっついているつもりですかな？」

鶴丸「ああぁぁそれより一期。大阪城はどうだった？」

一期くんは確かさっき出陣から帰ってきたばっかりだったかな。

鶴ちゃん…離すつもりはないんだなぁ…

一期「ええ、無事50階まで行けました！」

貴方「後藤…！」

一期「鯰尾と骨喰のところにいます」

満面の笑みを浮かべるAと一期くん。

またこの本丸が賑やかになるんだね…！

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