参拾弐振目 ページ34
一之瀬side
主「もー…無理しちゃ駄目だよAさん！」
山姥切「すまない…俺のせいでこんな大怪我を…」
貴方「こんな怪我、気にするな」
主「腕一本とれて笑ってるとか、
Aさんだから出来ることだから！
他の人だったら生死の境目を彷徨うからね？」
明石さんと一緒に森の入り口付近で待機していたら
ボロボロになったどこかの本丸の山姥切くんと左腕がとれたAさんが来たもんだから、これ以上ないくらい驚いたよ！
明石「敵は来てへんから、ゆっくりして大丈夫やで〜」
主「ありがとう！
今はこの場にある資材しか使えないから完全には治せないんだけど…」
Aさんの傷口に霊力を集中させ、包帯を巻く。
山姥切くんの手入れはさっき一通り終わり、安静にしていれば完治まであまりかからないだろう。
主「そう言えば、山姥切くんは何処の本丸から来たの？他の仲間は？」
山姥切「ここから少し北に行ったところにある本丸から来た。仲間は…」
山姥切くんが言葉を濁したその時、
三日月さんが手に何か抱えて帰ってきた。
怪我は擦り傷程度みたい。
貴方「おかえり三日z((三日月「その腕はどうした」 まぁまぁ。色々あってな」
三日月「(もっと自分を労わってくれ…)
検非違使…生きて帰れると思うなよ？」
飄々と笑うAさんが
「言っている事と思っている事が逆だぞ」
と突っ込む。
何々？読心術でも使えるのかなおじいちゃんは。
主「あ、三日月さんは誰か見つけた？」
三日月「残念だが…俺が見つけたのはこれだけだ」
そう言って差し出したのは、さっきまで抱えていた何か…短刀だった。
長さや反りからしてこれは
貴方「五虎退…」
山姥切「悔しいが…途中ではぐれた、俺の本丸の五虎退に間違いない」
その時、身体中に寒気が走った。
風邪とかそんなんじゃなくて、凄い殺気からくるような寒気。
貴方「三日月」
三日月「？」
貴方「早急に戦の準備を。
然る後、敵陣撃滅と洒落込みますか…
ついて来てくれるかい？」
…あれ？
三日月「もちろん、ついて行こう」
…なんか一期さんが乗り移ってるんだけど！
僕がオロオロしていると、三日月さんがこそっと教えてくれた。
三日月「Aを打ったのは、三条と粟田口だからな。
本気でキレるといつもああなるんだ」
あの口調、しっかりと一期に受け継がれているよなぁ
笑ってそう教えてくれた。
三日月「主よ、見ていろ…
凄いぞ」
貴方「…十六夜A、参る」
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サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (
レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください！((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます！コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、｢頑張って守って！私の周りにも、私の保護対象下（←）にいる人が２,３人います。お互いに頑張りましょう！」というエールを送ります！ (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか！そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね！ (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
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