49話〜平子side〜 ページ18
「あなたは僕を信用していなかったが故に、常に僕と一定以上の距離を保ち、心を開かず、情報を与えず、決して立ち入ろうとしなかった」
…そうや。
せやから、必要最低限の接触以外は避けた。
他ン所みたァに、信頼しあってなんかおらんかった。
「だからあなたは気付かなかったんです。僕が全くの別人に掏り替わっても」
それが、あかんかったンか？
普通にしとったら、防げたんか？
…いや。
「僕の身代わりをさせた男には、僕の普段の行動と、あなたや他の隊士・隊長に対する受け答えのパターンを全て完璧に記憶させました」
…確かに、気付かんかった。
話しとっても、普段と全く変わらんかったのに。
「もし、あなたが僕のことを深く理解していたなら、僅かな癖や動きの違いに異和感を覚えたでしょう」
ギリッと歯をくいしばり、拳を握り締める。
「あなたが今そこに倒れているのは、あなたが僕のことを何も知らないでいてくれたお陰なんですよ、平子隊長」
警戒してこいつを、側に置いとったはずやのに。
…結局、俺はこいつの掌の上で踊らされとったゆうことか。
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高杉0810(プロフ) - K&Tさん» ありかとうございますっ！そう言っていただけるとやる気が出ますw亀更新ですが、よろしくお願いします(｡-_-｡) (2017年3月17日 15時) (
レス) id: e80160152e (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - めちゃくちゃ最高ーです！更新頑張って下さい！ (2017年3月17日 15時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜夜 | 作成日時：2017年2月20日 19時
