46話〜平子side〜 ページ15
息を荒げとるハッチ。
「九十番台、詠唱破棄か。さすがやな」
冷や汗を浮かべながら、さすが鬼道衆副鬼道長と思た。
「ちょっと…無理してマス……」
いまだ地面に縫い付けられとる拳西に近寄る。
「…さァて、と…どないしたモンやろなァ…」
そう零しながら、隣に居ったハッチを見上げる。
「鬼道でなんとかなれへんか？」
「何トカと言われましても…原因が判らないと何トモ…」
まぁ、それもそうやな。
「げほッげほッごほッ」
「何やねんひよ里、大丈夫か？」
俺に抱えられながら咳き込んどるひよ里。
「ハッチィ、とりあえずコイツから治したってく…」
「…シン…」
言葉の途中で、そう声がかけられよる。
視線を向ければ、苦しそうに声を出しとった。
「シン…ジ…はな…放……せ」
その言葉を最後に、突然走った痛み。
何が起こったかわからんまま、地面に倒れる。
「オオォォオオオォッ」
「ひよ里！！」
ひよ里の顔には、拳西らと同し仮面。
「ちィッ！どうなってんだよっ！！」
そんなひよ里を止めようとしとった五人が、闇に包まれた。
その闇が消えた時、そこに居ったのは…
「…お……お前…」
纏っておるのは、特徴的な服。
「…東仙…………！」
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高杉0810(プロフ) - K&Tさん» ありかとうございますっ！そう言っていただけるとやる気が出ますw亀更新ですが、よろしくお願いします(｡-_-｡) (2017年3月17日 15時) (
レス) id: e80160152e (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - めちゃくちゃ最高ーです！更新頑張って下さい！ (2017年3月17日 15時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜夜 | 作成日時：2017年2月20日 19時
