33話 ページ2
「______ほな、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい」
そう笑顔で告げれば、優しく頭を撫でてくれる。
スッと閉められた襖。
それを見届けてから霊圧を探り、近くに人がいないことを確認してからもう一度開けた。
眼下には真子の綺麗な金髪と、知らない隊士の姿。
それを確認してから中に戻り、襖を閉めた。
前に真子は、襖の外から掛けられた知らない声に『惣右介』と呼んでいた。
同じ名前の人かもと思ったが、その人の喋り方が藍染と一緒なのが気になる。
似てるんじゃなくて、全く一緒なのだ。
それに、三席が亡くなってすぐ藍染の推薦で決まった。
今年入隊したばかりの隊士にも関わらず、だ。
いくら実力があっても、経験が足りない。
そんな人物を、普通三席に置くか…？
まだ下位の席官ならわかるが、いきなり三席はおかしいだろう。
霊術院に通っていない私でもわかる。
一体、何をやろうとしているんだ。
…お願いだから、これ以上何も起こらないで。
私はただ、平穏な日々が続けばいいだけ。
これ以上、大切な人は失いたくないの。
ぎゅっと握り締めた拳から、一雫の赤が落ちた。
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高杉0810(プロフ) - K&Tさん» ありかとうございますっ！そう言っていただけるとやる気が出ますw亀更新ですが、よろしくお願いします(｡-_-｡) (2017年3月17日 15時) (
レス) id: e80160152e (このIDを非表示/違反報告)
K&T(プロフ) - めちゃくちゃ最高ーです！更新頑張って下さい！ (2017年3月17日 15時) (レス) id: 8b3fcbbfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜夜 | 作成日時：2017年2月20日 19時
