【Kz】君の名前を呼ぶよ．．．

story24 ページ30

若武目線

俺は今日、探偵チームの奴らに集合をかけた。

内容は【これからのKz】について。

このまま続いていくか、アーヤがいなくなったから解散か。


まぁでもあいつらは解散なんて言わないだろう。

俺だって解散は望んでいない。


お昼休み＿＿＿

「俺は解散に反対。」

1番はやく結論を出し、そう答えたのは意外にも上杉だった。

黒「その理由は？」

あっ、それは俺のセリフだぞ！

上「何で一人抜けただけで解散になるんだよ？そんなに浅い関係じゃないだろ、俺らは。」

無視かよ．．．

．．．ていうか上杉の口からそんな言葉が出てくるとはな…

上「それに立花のためにも続けないと行けない気がする。
俺らは彼奴に『またな』って言ったんだ。立花が待っているのは
『探偵チームKz』なんだよ。だから俺は続ける。もしまたどこかで会った時に
また立花を探偵チームの仲間として迎えるために。」

シーン．．．

上杉の言葉にみんなが言葉を失っていた。

多分、みんな意外だったんだろう、上杉がこんなに仲間を大切にしているという事が。


悔しいけど、さっきの彼奴、．．．かっこよかった。

みんながその言葉に心が動かされたのだろう。

小「そうだよ。続けないといけない、僕らは。」
黒「上杉もたまにはいい事言うじゃん。((ニヤ」
美「やるっきゃないでしょ。」

俺は高らかに言った。

「探偵チームKzは存続決定！活動を続ける事を宣言する！」

上杉はウェッって顔をしてたけど無視無視！


そこで黒木が言った。

「存続決定した直後だけど、事件だ。」


俺は目を輝かせた。

だって事件だぜ！？

今度こそTVに出て新聞に載って．．．

よしっ！


若「内容は？」

聞くと黒木は恐ろしいくらいに真剣な顔をした。

黒「アーヤの実の親の事についてだ。」

．．．．．．

アーヤの親の．．．事件？

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