【Kz】君の名前を呼ぶよ．．．

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その日はいつもと変わらない朝だった。
いつも通り学校へ行った。

歩いていた途端、視界が真っ暗になった。
誰かに手でおおわれた様だ。

〜〜ッ！もうッ！

彩「たーすーくー!?」

後ろから翼が現れた。

美「あ、バレた？」
彩「『バレた？』じゃないよ。ほんと懲りないよね...」
美「だっておもしろいんだもん♪若武とか反応最高じゃん？」

若「だーれーが反応最高だって？」

あれ？若武!?
なんでいるの？学校違うハズじゃ...

上「おい、バカ武。いつまでも突っかかってんじゃねぇよ。
　 さすがバカ武。」
若「はぁ！うるせぇ！バカ杉ぃ！」

私はさらに頭が？？？
え、なんでなんで？上杉君もいるの？

黒「やぁ、アーヤ。」
小「おはよう。」

えっと...

彩「ねぇ、なんでみんながいるの？」
黒「若武がね、『いつもと違う道で通ったら事件が見つかるかも！』とか言い出して。
　 登校兼パトロールをみんなでしてたらアーヤと美門を見かけて今に至るって感じ
　 ...かな。」
黒木君は苦笑いを浮かべた。

あぁ。なるほどぉ...
若武のいつもの『事件探し』ってわけね...

小「ほんと困ったよ。パトロール中も若武と上杉､ずっと喧嘩してたんだよ...」
小塚君も苦笑い。

彩「でも私は嬉しいよ。朝から皆と会えて。」








ただただいつもの雰囲気が嬉しく感じていたこの時は気付かなかったんだ。







この日、『あんなこと』が起こるなんて。







『いつもの日』が


『悲劇の始まりの日』


になるだなんて＿＿＿＿＿。

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