断る理由なんてない【ジェルくん】by愛羅 ページ12
私はサキュバス。
男性の精を糧にして生きる、人外の生物。
今日も男を探すが...あいつがいい。
オレンジの髪の優しそうなイケメン。
人間に化けて話しかける。
「すみません」
「はい、どうかしました?ってめっちゃ美人なお姉さんじゃん!」
「フフ、ありがとうございます。実は探し物をしていて、大体の場所は分かるのですが...なんせ暗くて怖いのです...もしよろしければ一緒に来ていただけませんか?」
涙を溜め、上目遣いで男性を見る。
案の定顔を赤くして
「まあ女性一人じゃあ危ないですしね...いいですよ」
と、快く承諾してくれた。
「ありがとうございます。こっちです」
さりげなく、人通りの無い道に誘う。
ああ、お腹がすいた...早く食べたい...!
人気が全くなくなった場所で立ち止まる。
「あの、お姉さん...本当にここに用が...!?」
私は彼を押し倒し、馬乗りになる。
「ごめんなさいね、私サキュバスなの。悪いけどお腹が減って誘惑どころじゃないの。どんなプレイでもやってあげるから、私に精を寄越しなさい」
そう言って口づけようとすると
「...俺も、お腹が空いててね」
彼が突然牙を出した。
まさか...コイツヴァンパイア!?
「やけに華やかな香りがすると思えば、サキュバスだったのか。ねえ、君の血をちょうだい?そしたら腰が砕けるまでよくしてあげるから」
突然のフェロモンに少し眩んでいると
首筋に歯を突き立てられ、血を座れる。
その感覚が少しくすぐったくて、ゾクゾクした。
「ん...ぁ...!」
全く、こんなの...
「断る理由なんて、ないじゃない...」
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美怜(プロフ) - ハロウィン短編に参加させて頂きとても楽しかったです!笑 また機会がありましたらよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年10月31日 19時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
愛羅@歌野同盟@friend ship(プロフ) - 今回の合作に参加させてくださり、ありがとうございました!とても楽しかったです! (2019年10月31日 18時) (レス) id: 0cf9d97a48 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇいふぇい(プロフ) - ha波さん屋さん» いえいえ!こちらこそ本当にありがとうございました! (2019年10月31日 18時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
星羅みぃ@向日葵交換日記めんばー - ha波さん屋さん、合作本当に有難うございました! (2019年10月31日 18時) (レス) id: ce8d88a2da (このIDを非表示/違反報告)
ha波さん屋 - ふぇいふぇいさん» 全然大丈夫ですよ。短い時間の中、お書き頂き誠にありがとうございました! (2019年10月31日 16時) (レス) id: dfbaedbf2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ha波さん屋 x他4人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uraakadesuyo1/
作成日時:2019年10月15日 20時