お酒×初恋=ほろ甘依存症【さとみ】

アルコール25% ページ26

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「美味しい！」



『知ってる』



「本当に美味しい…」



『ありがとうございます』



褒められるのは嬉しい物だ



けど、さとみの不機嫌差がどんどん増してる気がする



嫉妬じゃなくて、不機嫌って言うのが合ってるかな



「…あ、ジェルとAちゃんって初対面だよね？僕が紹介する！」



「あー、程ほどにしとけよ」



さとみが不機嫌なのをわかってる上で明るく振る舞っている葵衣



それに対してジェル？さんは、あははと困った様子



空気、悪いなぁ



「まず、頬切A。僕の幼馴染みのんー…頭良いけどサボリ魔。以上！」



『いやそれ学生時代だよw』



「で、次は…ジェル！本名興味無いと思うから言わないけど…変態。兎に角変態。以上！」



どっちにしろ失礼では！？









.









あの後、ご飯を食べ終わって少しするとさとみが説得して二人を帰らせた



そこまでする理由は無かったような気もするけど私もさとみと二人が良い気持ちも有るので、多目に取っておいた



『ねえ、どうしたの？二人が良かったのは分かったけど』



「葵衣のせいだよ…」



『はいはい』



ここ、と自分の隣をぽんぽんと叩いたさとみ



隣に座るとぎゅっと抱き付いてきた



『ころちゃんの何処が嫌なのよ』



「Aのこと俺より知ってる所」



『何それ好き』



気を抜くときゅんと言ってしまうぐらい、きゅんとする言葉を平然と言うさとみ



天然タラシなのだろう。



「しかもさぁ、Aの事大好きっぽいし甘えてるのに対してAは、普通じゃん？拒否しないじゃん？」



『まー、確かにね』



「でしょ！？それが嫌なんすよ…」



口をﾂﾝと尖らせて拗ねた顔は可愛くてしょうがない



『世界一好きなのはさとみ。以上』



と言うと嬉しそうにするのが分かりやすくて可愛い



「ま、それは決まってるからいっか」



『ん』



軽くキスをした



甘いな



好きだな



happyend、欲しいな



でも



可能と不可能だったら代々不可能に近く終わるのが現実









*****

番外編としてバットエンド追加します。えへへ←

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