【WT】水縹色のエンドロール。【nkm】

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気が付けば、そう口から零れていた。

何も考えたくなかった。


知らなければよかった、とか言えば論破されると思ってたのもあったけど。




nkm「．．．はぁ、」


Nakamuは髪を搔き上げて、ため息をついたかと思えば、こちらを冷たい目で見てくる。




nkm「ほんっっっっとにめんどくさ、」




なんなのほんと...と言うNakamu。



『どうせ生きてたってお荷物なんでしょう？！それならいいよもう！』

nkm「君ほんと図々しいよ！人間ってホントめんどくさい！」

『Nakamuにはわかんないでしょ！』

nkm「あぁわからないよ！死にたい奴の気持ちも、生きたい奴の気持ちも！」



Nakamuは私と同じくらいか、それ以上に大きな声を出す。


そのNakamu言葉の後、お互い無言で睨みあっていたけど、私が布団を頭からかぶることでまた思考が働きだす。







...あれ。




前にもこんな会話をしたことがあった気がする。





どこかで、誰かと。







そして、そのあと、......どこかに行ってしまって、






『...少し頭冷やしたい。...どっか行って』


布団から顔も出さずにそう言って、目を閉じる。


言い方がきつかったかもしれないけど、今の私にはそんなことを考える余裕はなかった。

何か、何かがあった気がする。


小さなころに。




わかった、とだけ言って、窓の枠に足をかけたかと思えば、


nkm「ばーか」


と言ってどこかへ飛んで行ってしまった。




...いやばーかって...ガキですか貴方...。





Nakamuが飛んで行った方を見て、息を吐いて、そっと目を閉じる。

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