【WT】ときめかせて【kr】

今日:2 hit、昨日:21 hit、合計:681 hit

タイトルは本当に適当、えんです

ワイテルズで始めて名前を覚えたのがやんさんなんですよね

重力ばらばらクラフトで
叫んでる人=きりやんって覚えてました

❁⃘お互いちょっぴり面倒くさいカップル

❁⃘こちらは純愛もののみとなります

❁⃘ご本人様とは一切関係御座いません

❁⃘起承転結とか特にないです。自己満です

共感性羞恥がテーマです！！よろしくお願いします！！！

現在あるもの

*寝起き

*お出かけ

*居酒屋

*ゲーム

随時更新しますのでお待ちを👓*

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月1日

*ゲーム

自他ともに認めるゲーム好きなきりやん。そんな彼に影響されて、それなりにゲームをプレイしている私。そんな二人がひとつ屋根の下に集ったならば、ゲームをしない訳が無く。

今日彼が取りだしたのは、あの大人気ゲームスマッシュブラザーズ。彼がタイマンをしたいと言うので付き合ってみると、まあ見事に打ち負かされてしまった。

「ちょっとYOUさ〜ん、そんなんで俺に勝てると思ってんすか〜？」

彼は鬱陶しいほどに口角を上げ、ちらちら私に視線をやってくる。かなり癪に障る態度だが、負けてしまっている以上は文句も言えない。現実で戦いを始めてやりたい気持ちとゲームで圧倒してやりたい気持ちとがせめぎ合い、ぎりぎりの所でゲーム存続を選択していた。

仲睦まじいカップルの時間も、試合開始のゴングが鳴れば一気に豹変する。本気なあまり私も彼も黙りこくり、ただキャラクターのボイスやコントローラーを操作する音だけが耳に入る。時折両者悔しそうな声を漏らすものの、傍から見れば独り言にも満たないような声でしか無かった。

やがて試合も終了し、やはりすんでの所で私は彼に負けた。彼は情けをかけようと手加減はしない。例え長年連れ添った彼女が相手でも変わらないのだから、腹も立たなくなってくる。

「やったー！ねえさっきの俺最強過ぎん？」

コントローラーを手放し、全身で感情を表現する彼。喜びを噛み締め、私を煽り、自身を振り返り、そして息付く間もなく次を始める。

その様子を目にする度、ああ、この人はゲームが好きなんだな、と再認識させられた。大人になっても、好きな物は無邪気な子どものように楽しめる事。一見簡単そうに見えて、それほど単純な事では無い。大人になってしまった今、それが身に染みてよく分かる。

隣で猿のようにはしゃぎチンパンジーのように騒ぐ姿は、見るものを苛立たせる効果があるに違いない。彼女をボコボコにした上はしゃぐなど、人間の風上にもおけないと酷評しておこう。

しかし、そんな彼だからこそ、私は隣に居たいと思い続けられる。彼にスマブラで煽られる彼女など、私で最後にして貰いたい。

彼のはしゃぐ横顔が好きだ。私よりも目の前の試合に熱い視線を注ぎ、そのあと決まって物欲しそうに私を見るその目が好きだ。

「……ねえ、怒った？」

『そんなまさか。今後マック奢らせようかなって思ってるくらいだよ』

「怒ってるじゃん！！」

なんて、口が裂けても言わないけれど。