【WT】水縹色のエンドロール。【nkm】

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nkm「あれでしょ？君の親。」


思わずその光景から目を背けたくなる。


『うそ...』





そこには、

「アハハ、全然大丈夫ですって〜


え？子供？あぁ、もうすぐでしぬ〜とか言われてたわね〜


ほんっとに面倒ごとしか残さないで...


最初は病気じゃなかったのに、入院させたら急に難病ですって！


ほんと困っちゃうのよね〜。」

などと言って知らない男の人と笑う、化粧のきついお母さん...のような人がいた。




『え、ねぇ、あれ、だれ...？私あんな人知らない...』


nkm「紛れもなく君の親。

あぁ、認めたくないか。

働きなんてしてない、いっつも、いっつも遊び歩いてる...

ましては子供の心配を微塵もしない親とか。」


『ほんと...そ、っかぁ』


悲しいはずなのに、涙も何も出てこない。


『．．．帰る。帰して。』

nkm「お父さんはいいの」

『いいよ！見たくない...！早くここから離れたい、もう見たくない...』


Nakamuに抱えられたまま、また病院へと引き返す。





nkm「君我儘過ぎない？俺疲れたんだけど。」

『じゃあ落とせば』

nkm「死ぬよ」

『いいよどうせ死ぬし』





ふーん、とだけ言ってNakamuも黙る。

病室に着いて、ベッドに降ろされる。




しばらく沈黙が続いたけど、今度は私が口を開く。




『ねぇNakamu。...私あとどのくらいで死ねるの...？』

その質問に、Nakamuは表情を変えずに答える。


nkm「俺が来た時点で一か月は切ってるけど、人による。一週間以上一月以内って感じ。」


『そっか。...ねぇNakamu。』










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『私を殺して...?』

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