Sixth love ページ7
「冗談ですよ。
先輩の好きな野菜買っていってください。
意地悪してごめんなさい」
目の高さが合うように、かがんで謝る。
先輩の目には、こんな世界が広がってるんだ。
お世辞にも背が高いとは言えない先輩の視界は、すごくキラキラと輝いている。
「怒ってないよ。
それじゃ、その野菜詰め合わせください!」
にっこりと笑って先輩は俺の頭を撫でた。
…うん?
頭を、撫でた?
俺の、頭を?
かわいすぎかよ…。
「500円ッスよ」
財布から500円玉を選んで渡す先輩。
ああ、かわいいなぁ…。
背が高い人は頭を撫でられると喜ぶって聞いたことあるけど、本当かもしれない。
でも、さっき一目惚れしたところかもだからそれが原因かもしれないし…。
「ありがと、高峯くん。
いい買い物ができたよ。
また明日ね」
小さく手を振って、先輩は元来た道を戻っていく。
その後ろ姿を見てハッとした。
先輩の家と学校の間に俺の家があるものと思い込んでいたけど、
本当は、先輩の家はもっと手前だったのかもしれない。
人通りが多いとはいえ、辺りはほの暗い。
俺は先輩の背中を追いかけた。
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歌姫 - もう、もともと翠くん推しです!あぁだいすき・・・。 (2016年6月4日 16時) (レス) id: e7ecf987ea (このIDを非表示/違反報告)
舞蝶月姫 - 翠くんが好きすぎて辛い…! (2016年3月6日 8時) (レス) id: 66fdcdaab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉーる@あんスタ民 | 作成日時:2016年1月29日 21時