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Ninth ページ10
それから、日が傾いて街がオレンジに染まった。
温かな色に包まれながら大通りを出て、どんどん人気がなくなる道を、司くんと手を繋いで歩く。
次第に細くなっていく道を、二人隣り合って「狭いねー」なんて笑いながら歩いていると、
肩がすれ違った誰かとぶつかった。
「ごめんなさい」
「こちらこそすみません…あれ、A？」
「え？」
すれ違った姿を振り返ると、中学時代の同級生、田中くんがいた
「久しぶり、田中くん。２年ぶりだね」
「おう、久しぶり。隣にいるのは…彼氏か？」
視線が集まった司くんが、ぺこりと頭を下げる
「そうだよ」
にっこりと笑った田中くんが放つ言葉は、誰も予想していないものだった。
「へー、俺と別れて１年しか経ってないのに新しい彼氏ねー。俺とは遊びだったわけ？」
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ナタデココナッツ - すごい良かったです｡私の推しは、なずな君なんですがやっぱり司君もいいなと思いました｡ (2019年12月17日 11時) (
レス) id: a628d8ca2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉーる＠あんスタ民 | 作成日時：2015年12月8日 21時
