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7輪 ページ7

「羽風くん、待たせてごめんね」



あっという間に約束の日になり、私は浴衣を着て行った。


待ち合わせ場所にはすでに羽風くんがいて、私に気づいて優しく笑った。



「全然待ってないよ〜。

浴衣似合ってる、かわいいよ」



飾った髪を乱さないように丁寧に頭を撫でられるのが心地いい。



「行こうか」



差し出された手をとると、羽風くんは上機嫌気味に歩き出した。


薄暗い空の下に、たくさんの屋台が連なりたくさんの人が行き交う。


肩をぶつけてしまうこともあって、その度に羽風くんは私の手を握る力を強くして存在を示してくれた。


こういう優しさに女の子は惚れるんだろうなぁ…


私もこんな風にさりげなく気を遣える人と付き合ってみたい…



「転校生ちゃん、何か食べたいものある?」


「お腹にたまるもの食べたいかな。焼きそばとか」



男子とお祭りに来ても食欲重視ってダメかな…


お昼ごはん少なかったからってことでスルーしてほしい…



「焼きそばは口の周りとか汚れちゃうし、転校生ちゃんにはオススメしないかな〜。

俺的にはたこ焼き食べてもらいたいな〜」


「たこ焼きかぁ…久しぶりに食べようかな」


「お、ほんと?丁度あそこに屋台あるし、行こっか!」

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暗教狂愛ガール(プロフ) - 薫ううう!やべ、鼻血止まんねぇ……… (2016年4月11日 0時) (レス) id: 783b756a7a (このIDを非表示/違反報告)
神紅羅(プロフ) - 私も薫さん大好きです!なので、この話を読んでとても心が温かくなりました!これからも頑張ってください! (2016年3月22日 16時) (レス) id: a79b22a8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぉーる@あんスタ民 | 作成日時:2016年2月22日 21時

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