続き ページ4
「おお、やっぱりAか!ここに居ると思ったんだよなぁ、うん。」
『月永、先輩…?』
何で、何で、何で?
あんずちゃんは?
どうしてここに居るの?
そんな考えがぐるぐるに絡んでしまって。
先輩が声をかけるまで分かんなかった。
「何でって顔してるな?実は、ここを通りかかったら中からAの声が聞こえてきたから!」
先輩ったら笑顔でそんな事言うから。
…期待しちゃうばかりなのに。
「歌ってただろ、Chack mate knights。」
『あ、はい…』
「それはそうと…講堂の鍵閉めるなんて酷いだろ。」
『だって、わたしが使ってたし。』
あ 先輩のその衣装って…狼?みたいな。あんずちゃんがデザインしたのかな。ああ、わたしが相談に乗ってあげたやつか。
「歌ってもらえるなんて嬉しすぎる!だって、どのユニットよりも印象に残ったって事だろ?」
『そうですか?まあ、そうですね…強いて言うなら、先輩たちをそのままにしたような歌詞がすごく好きで…』
歌詞の1つ1つ全てが先輩たちを映し出して。だから、わたしはKnightsが大好きなんです。
「そうか!でも、1つ違うんだよな。」
『?どこがですか?』
「僕たちがholly knights、のとこ。」
どうして?そこが1番好きなのに。
「holly、は神聖なって意味なの。清らかで穢れのないこと…けどさ、思春期にそれってほぼ不可能なんだ。」
ドサッ
『わっ…‼』
途端に押し倒されて、思考はたちまちフリーズ。腕を頭上でまとめられ、見つめ合う形に。まるで、赤ずきんのafter storyみたいだなって、呑気なこと考えてて。
「俺、Aが好きだ。」
『わ、わたしも…好きです…///』
「それは、この状況では肯定ってことか?」
『え、あの…ッ‼』
どういう事?何が言いたいの、先輩。この状況と告白の返事はどう関係があるの?
その答えか、先輩は声を変えて言った。
「家を出るとき言われなかったか?森の狼には気を付けなさいって。」
先輩いはニヤッと怪しく微笑んだ。
「じゃあ、いただきまーす…」
☆happyend
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reo@(プロフ) - 莉希さん» あっ、ほんとですね。ご指摘ありがとうございます。修正しました。 (2016年6月25日 16時) (レス) id: 55ad70a60e (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - オリフラたってますよ (2016年6月24日 17時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reo@ | 作成日時:2016年6月21日 16時