続き ページ2
仲良くなった、そして好きになったあの日からAを見るたび胸が高鳴る。
これぞまさに青春って感じ。
けど、告白なんてできっこないからって自己暗示をかけて。
…ああ、また一日過ぎていく。
そんな時。
『真ー緒ッ!どうしたの、ぼーっとしちゃってらしくない。具合悪いの?』
「えっ、ああ…何でもない。少し考え事してただけ。」
『…ねえ真緒。わたし、好きな人がいてね…。』
なんだよ、突然…?
Aの好きな人?そんなの聞きたくない。
聞きたくないのに、心のどっかではAに幸せになってほしいってきれいなこと考えてる自分がいて。
ああもう。自分のこの性格が嫌になってくる。けど、Aの話の続きは予想の斜め上をいった。
『…ッ真緒たちtrickstarが一番になれた暁にはわたしと付き合って下さい…ッ!///』
「⁈こ、こちらこそお願いします…。」
Aが丁寧にいうからこっちもつられる。
『…ほんとに、叶っちゃった…。』
「何が?」
『夢で流星群にお願いしたこと。』
――大好きな衣更真緒くんと、もっと近づけます、ように…――
「〜ッ!可愛すぎ…。///」
「なら、今度は本物を見に行こうぜ、な?」
『わぁぁ…キレイキレイ!ありがと、真緒!』
あれから半年。俺たちtrickstarは、見事に一番に輝くことができた。
「あ、流れ星。」
「『―――――。』」
「…なんてお願いしたんだ?」
『真緒こそ。…じゃあいっせーのーでで言おう?』
――これからもずーっと二人でいれますように。――
星々が輝く空の下。
二人で笑い合ったことはきっと、一生の思い出。
☆happyend
赤ずきんと森の狼 #月永レオ→←流れる星に願う星 #衣更真緒
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reo@(プロフ) - 莉希さん» あっ、ほんとですね。ご指摘ありがとうございます。修正しました。 (2016年6月25日 16時) (レス) id: 55ad70a60e (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - オリフラたってますよ (2016年6月24日 17時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reo@ | 作成日時:2016年6月21日 16時