【黒バス】うん、知ってた。【木吉鉄平】

第28話 ページ10

(……………)

いや、無い無い…

倉木Aは考えた。

(私が好き？木吉を？…………無いないナイな((ry)

とりあえず言い聞かせる私…

後からトイレに入ってきた人に白い目で見られた気がするが……

気にしない気にしない☆←


……と、いうことで

私はトイレを出たのだった。

＊

某スポーツ用品店にて

「あぁ〜…」
「………」
「あぁ〜〜…」
「………」
「あぁ「うるさい」

だって〜、と涙目でこちらを見る木吉。ちょっと可愛いかも…………なんて思ってない。

「倉木はどっちがいいと思うんだ？」

そう目の前に突き出されたのは二種類のテーピング。

「……なんか違うの？」
「ん、粘着性的なものが」
「…………」

なんだよ粘着性的なものって……

「でも、あんまり強すぎだと剥がすとき痛いんだよなぁ…」
「痛いの？」
「いや、きっとオレの剥がし方が悪い」
「じゃー直せよ、まずソレを」
「そーかぁ…？」

しかめっ面の木吉さん

じゃあ…、と口が動く。

「倉木が決めてくれよ」
「……え」
「倉木がコレって言った奴を買うよ」

そう言って胸をはる木吉さん…、いやいや

「だってこういうのは買い慣れてる人が選んだ方がいいんじゃ…」
「倉木に選んで欲しいんだ」
「…………」

な、何よ………ソレ

「じゃあ、こっち…」
「ん？」

そう言って私が指差したのは粘着性的なものが弱めの方

「一応聞くよ、どうしてこっちにしたんだ…＾＾？」
「だって……」

……………

「こっちの方が剥がす時痛くないんでしょ…」


―――――

お分かりでしょうか…

この二人、周りから見たら凄いカップルっぽく見えるんですよ…

この作品が駄作な為わざわざ作者が解説するという……


.

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