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STORY 51 ページ15

すず「っ…んっ」



朝起きるといつも通り

自分の部屋にいた



すず「あ、れは夢……!!」



だけど自分の服には

血の跡、そして包帯が

巻いてあった



スルスル



包帯をとると何の傷の痕も

ない腕




すず「化け……物か」



そのとき昨日の事を思い出した



すず「平助に相談しようかな」



そして顔を洗うために井戸へと

向かった



雪村「雨宮さん!!!」

すず「あ、雪村……!」



ぎゅっ



雪村「ほんとうに…ご、めんなさい」



気づいた、彼女は

カタカタと震えていることに



すず「大丈夫だから…そんなに泣かないで」



まるで幼かった頃の自分を

見ているようだった

井戸に向かうと平助の姿はなかった



すず「みなさん、おはようございます!」

原田「ああ……おはよう要」



いつも元気な原田さんたちが

元気がない



新八「要は…どう思ってんだ?平助が…伊東についていくことを」

すず「えっ……」



何を言ってるのかわからなかった



すず「そ、れは…ど、ういう」

新八「要も知らなかったのか…くそ、面白くねえ!!!」



そういうと何処かに行ってしまった



沖田「……要」

すず「知らな、かった……」




いろんな事が起こりすぎて

訳がわからない





すず「平助に…聞いてくる!!」




そして、平助がいそうな

所へ走って向かった




すず「やっぱり…信じたらダメ、だったんだ」



風がふき桜が舞う

そこに立ってたのは平助だった



平助「……すず」

すず「…平助」

平助「俺、さ…」



スッ



平助「!!」



掴まれそうになった

腕をひく



すず「さっき、原田さん達から聞いた。伊東、さんについていくんだね」

平助「ああ…」

すず「どうして……」

平助「!!」

すず「一言も言ってくれなかったの…?」



涙が溢れ出る

すると黙りこむ平助



平助「俺も考えてたんだ、ちゃんと言おうか。だけど、昨日あんな事があって…言えなかった」

すず「……わかった、平助元気でね」

平助「あっ、すず!」




私はその場から

離れるように走る

平助が追いかけて来ることは

なかった……

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黒ごま(プロフ) - あっちゃん25さん» ありがとうございます!! (2014年3月15日 6時) (レス) id: df609c37fc (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん25(プロフ) - 了解でっす! (2014年3月14日 23時) (レス) id: 3b5823796a (このIDを非表示/違反報告)
黒ごま(プロフ) - あっちゃん25さん» ホッコリされて良かったです!良かったらもう一つの方も読んでみてください! (2014年3月14日 23時) (レス) id: df609c37fc (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん25(プロフ) - ああ、お話が終わってしまいました。すっごくホッコリしています。しあわせ* (2014年3月14日 22時) (レス) id: 3b5823796a (このIDを非表示/違反報告)
黒ごま(プロフ) - 舞姫さん» ありがとうございます、ほんと平助らぶです!! (2014年2月24日 18時) (レス) id: df609c37fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:気分屋黒ごま
作成日時:2014年2月1日 7時

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