パンの屑 ページ26
あの姫君が教えてくれた道を進んでいくと何やら見つけた。
「パン……?」
これはパンのようだ。
でもヘンデルとグレーテルじゃないから……とは思ったが、ここは不思議の国だから否定出来ないか。
まあ、そう考えるのが一番の手なんだろうな。
「はぁ…」
一人でため息つくとなんか寂しくなる。
親は?兄貴は?
今頃どうしているんだろう、とたまに思うが正直考えることは自分の今の状況を把握しろと一言言いたい。
とりあえず、森から出たい一心でパンの屑を辿って行く。
ずっと考えずに歩いていくと一つの光が見えてきた。
「眩し……」
思わず手を翳して、目を晦ます。
落ち着いて瞬きすると目の前には何もない所に出た。
「……え、ここは?」
ここは何処だ?
見覚えない。
それとも戻ってこれたのか?
どういうことなんだ?
「おかえり」
目の前にはえおえおさんとあろまさんがいた。
俺はただどういう状況なのか分からないままなので俺はキョトンとした。
「……?」
二人はお互いに顔を合わせて一言だけ行った。
「「元の世界に帰れないよ?」」
はい?
………………………
物語も終盤です〜
ラッキー紅茶
バイカル
8人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時