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言えど言えずども ページ25

「闇……?」

確かにきっくんは少し顔を俯きながら俺をここに誘導した。

その時嫌な気がしたのは言うまでもなく。

正直、覚悟はしてた。

「そう、貴方の世界とは真逆なのよ
そう、例えば現実逃避した世界って言えばいいかな?」

「現実逃避……」

現実逃避とは俺は考えてもいなかった。

むしろ楽しんでいたから逃避したいとも考えてはいなかった。

「まあ、深く関わって死へと近づいていきたいのならね、私へ忠誠を誓えば簡単なものよ」

死。

考えるわけないじゃないか。

寧ろ楽しんでいるからな。(二回目)

「死から遠ざかりたい場合はどうすればいい?」

「簡単なことよ、ここから捌ければいいわ」

「…………は?」

「ここから立ち去りなさい、」

思わず、は?と言ってしまった。

いうつもりなんて無かったし。

しかもどこかに道があるわけじゃn……

「目の前の看板をまっすぐ行けば出れるわよ」

優しい姫君ではないですか。

でも好きになんかなりませんから。

「……ありがとうございます」

とりあえず俺はここにいても死を覚悟するつもりなんてないから俺はここから立ち去る。






.








「なんて酷いこというのかしら?きっくん?」


「上からの命令だ、ただそれだけ」

パンの屑→←姫君の召使


ラッキー紅茶

バイカル


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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時

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