帽子屋 ページ6
「帽子屋に頼まれた…」
えおえおさんがそう言うと俺は誰のことか一瞬分かった気がして聞いてみた。
「深く帽子を被った人がそうですよね?」
えおえおさんは俺に声を発することなく縦に顔を振った。
「ありがとうございます、帽子屋さんにお礼言ってきます」
そう言うとえおえおさんは俺にあ、と言って俺の服を摘み、耳元で
「深く関わらない方が身の為」
と何やら忠告してくれた。
俺は疑問に思いつつゆっくりと足を早め、帽子屋さんの方へと行く。
「…あの、帽子屋さん」
声をかけると帽子屋さんは俺に帽子の渕を俺に向けてくれた。
顔は見えなかったが、俺より小さいんだな、と思った。
「…あんた誰」
帽子屋さんの声は男の声で少し高めだった。
「アリスです」
アリスと言うと帽子屋は帽子を取って俺の顔を見た。
帽子屋の顔は形が整っていて目は軽く細めだ。
パーツはまあ、はっきりしてる方だろう。
「…あんたがアリスか…」
まじまじと見られると恥ずかしい。
「……クラシックブレンドだな」
クラシックブレンド?
俺におしえてくれませんか。
……………
帽子屋→あろま
お茶会の主催者でもあり、イカれてる。
マッドハッター。
紅茶について詳しくなんでも知っている。
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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時