意気込み ページ17
目を覚まして嫌な風を感じたのはいうまでもなく今のことだ。
それだけではない、一瞬ここは何処なのか分からず焦った。
そのおかげでベッドから転げ落ちた。
「……っ!」
素直に痛い。
てか、昨日の話は嘘ではなかったのか。
会った人達や、俺がアリスだということ、この国にいる人も。
全てが夢落ちではないということ。
なーんか
受け入れがたいなんて言ってる場合じゃないことだけは分かった。
ただ、これからどうしていけばいいか行動に移せないだけ。
だから頭もボーッとしててフジに叩かれるわけだ。
「アリス、おい」
「んあ?」
変な声が出たのは言うまでもなかった。
「着いて来い」
フジはドアを向き、手招く。
ただ、昨日あんなこといってしまったから責任を感じているのではないのかと俺は思った。
フジは顔色も変えず淡々とした。
その後フジは俺に一言も言うことなく足を運んだ。
なんか自由奔放に近い感じで。
正直何か言って欲しかった。
フジはちらちらと俺を見てくる。
なんかイライラしちゃって俺はちょっと言う。
「なんだよ、フジ、さっきからちらちらと見て?」
フジは
「なんでもない」
と言うだけだ。
俺はならいいけどとだけフジに言っておいた。
今日の天気は曇りだ。
ラッキー紅茶
バイカル
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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時