検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:5,568 hit

チェシャ猫のフジ ページ11

「アリス、家は俺の家にいろよ?」

あろまさんはそう言うが俺はなんだか家に居づらくて出掛けたくなるんだがこれは受け止めてもいいのだろうか。

あろまさんを信用して良いのだろうか?

俺はそう思う。

でも返事は上手く返すことが出来なくて

「ありがとうごさいます」

としか言えなかった。

俺はあろまさんと同じ屋根の下とか考えたくなくてそれも見破られたくなくて何処かに出掛けたくなる。

「すぐ戻るのでちょっと出掛けます」

そう言うとあろまさんは紅茶を淹れながら

「早めに戻ってこいよ 次期、朝になる」

とだけ俺に言った。

今はお昼だというのに朝になるって言われてもわからない。

家のドアを開けると見覚えのない猫が視界の中に入った。

「……猫?」

そう呟くと俺に気づいたのか、目を覚まし俺に近づいてくる。

紫色の猫なんてなんていう種類なのかも分からない。赤い目も不気味に感じる。

「…あんたがアリスかい」

………?

猫が喋った!?

猫は俺の前で座り、俺から離れようとしない。

「女王の命令から僕は君から離れることはない、どこにいてもね」

猫はそう言うが一層に俺は引き下がりたい気持ちで一杯だ。

「あ、自己紹介が遅れたね、僕はチェシャ猫だ、名前はーーーーー」

「……フジ」

「お、よく分かったね、フジだよ」


………………
チェシャ猫→フジ

フジ
女王の飼い猫。
自由奔放。
城の中を把握している一人でもある。

番外編2→←絡む糸


ラッキー紅茶

バイカル


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.4/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:アリスパロ , MSSP , 最俺
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。