穴に落ちて ページ1
「A〜?何処にいるの〜?」
俺の名前を呼ぶ声がする。
でも雲ない今日は外で日向ぼっこしていたい気分だ。
木の影でよそ風に打たれながらうたた寝をするのが好きだ。
誰にも邪魔されずに。
軽く目を閉じると自分は風に乗っているようで。
そんな風に過ごす。
でも今日は少し違う。
服を着たうさぎが俺の目の前を通る。
そのうさぎは懐中時計を左手に持って二足歩行で歩いている。
「時間がない、急がなきゃ」
うさぎはそう言い、気になってしまった俺はうさぎの後を追いかける。
追いかけると木の根の隙間に俺の体も入りそうなほどの大きい穴があった。
うさぎはその穴に落ちていく。
覗いても闇しか見えない。
入るしか中は見えなさそうだ。
この先はなんだろうと思ったが、考える隙もなくその穴に落ちていった。
「……っ!」
ドスッ
目を開けるとそこは見たこともない背景ではなく森だった。
ずっと先にさっきのうさぎもいた。
「……ここ何処だ?」
……………………
設定→主人公
A
のちのアリスである。
黒髪の短髪。
黒のスーツを好む。
ファンタジーとか嫌いな方。
ラッキー紅茶
バイカル
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作者名:葵空 | 作成日時:2014年4月19日 19時