[テニプリ]逆ハー？ああ、あちらに存在するで。見て見ぃ？...パート2！やで。

54話 ページ21

澪「ふくごぉっ？！」

亜咲「ほらほらぁ！

はよぅ合宿いっくでぇ、澪！」

...ああ、合宿かぁ...ぁあ...はい。

ちゅーか兄貴に、起こしてもらったんやけど...

内臓破裂するわボケェ

夢小説の中で夢主がこんなクソ女子力皆無な

女の子、居ないやろ...

澪「...ハイテンションやなぁ...

本間に謙也と同じや。さっすが従兄弟。」

ウチと謙也を一緒してほしないわぁ...

え、嫌やんか？

普通に従兄弟と一緒にされとうないとか、

色々と反抗したいお年頃やから？

澪「...」

亜咲「ちょっ、お前無言で玄関出ないでよ？！

ご飯は？どーするん？顔は洗ったか？」

澪「...秒速で洗った。

後、ウチに話かけんな。愛さんには迷惑かけない程度には

接近を許したるわ。

飯はヨーグルトとリンゴジュース。

じゃ。」

ﾊﾞﾀｧﾝ！

...兄貴、ウッザ。クソウザ。

オカンかいな...

そーいや、四天宝寺も来るんやっけか？

あーあ、白石とか謙也とか

財前とか...etc

面倒やなぁ...

そういえば、ようクラスメートに財前と、冷やかされたなぁ...

似た者同士、クールドライコンビ...か。

澪「懐かしいなぁ...

てか、誰やコレ考えたん。

ネーミングセンス皆無やろ。

逆にダサいわ。

ホンマ、何考えとるん？」

？「君１人ボケツッコミか？

寂しそうなヤツやなぁ...俺が居たろか？」

澪「いや、結構ッス。

お気遣いどーも。」

いつの間にウチの真後ろに...

と、いうよりも、

...ウチが、人の気配を感知できひんかった...？

チャラそうな雰囲気やけどこの人...

ただ者やない...筈や。

笑っている表情は表向き。

やけど、中は...

考えただけでも恐ろしいわぁ...

さっきの( ある意味恐怖体験 )がなかったら穏やかそうに見えていた笑顔も、

今となっては冷たさ...

いや、ドライアイスみたいな感じや。

みかけ倒しで判断して、いつの間にか怪我しとる...

まさに、要注意人。

恐ろし。

？「あ、君はどこに向かっとるん？

俺は氷帝ってとこなんやけど...」

澪「そーすか、ウチは氷帝っちゅーとこを目指しとるものやし、道案内は難しいなぁ...

あと、急いでるんでまた。」

ｶﾞｯ...

澪「...痛いッス。

つかアンタ、デカイわ。

進撃すんな巨人。

ちゅーか白髪に焼けた肌って...目立ちたいん？」

キャリーバックを引いていた左手に、

エナメルを右肩にかけていたウチの手首を

ギリギリと掴む不審者。

握手いくつだテメェ。

？「ちょっくらそこまで、案内してくれへん？」

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