2#私、異世界人です ページ3
目が覚めてから約二時間の間、私はジャーファルさんからこの世界のことを少しではあるが学んでいた。そして、問題がひとつ。
『ジャーファルさん。この人たちは誰ですか』
ジャーファルさんが連れてきた、位の高そうな人たち。
「この方たちは、私と同じ八人将とこの国の国王です。さて皆さん、アレルさんにご挨拶を」
_赤髪でムキムキの男性、
「…マスルールだ」
_最初に出会った白髪の青年、
「改めまして、私はジャーファルと申します」
_褐色の肌に刀剣を背負った男性、
「シャルルカンだ!なあなあ、剣に興味はあるか!?」
_水色の髪に杖を持っていていかにも魔女っぽい綺麗な女性、
「私はヤムライハよ!ねえねえ、剣より魔法に興味はないかしら?」
_金髪で可愛らしい少女、
「あたしはピスティ☆よろしくね!」
_前髪が斜めカットになっている男性、
「スパルトスという。よろしく頼む」
_やたら図体の大きな男性、
「ヒナホホだ。よろしくな」
_ドラゴンの容姿をした、
「ドラコーンだ。よろしく」
そして、
「俺の名はシンドバッドだ。このシンドリア王国で国王をしている。よろしく、可憐なお嬢さん」
_紫色の長い髪と飾り物をたくさん身に着け、自らを国王だと名乗る男性。
_赤、青、黄。信号機の色を髪に宿した少年少女、
「私はモルジアナといいます。気軽にお呼びください」
「お、俺はアリババだ!えっと、俺のことも気軽に呼んでくれ!」
「ふふ、アリババくん焦りすぎだよ〜。僕はアラジン!よろしくね、お姉さん!」
見ず知らずの私に、この人たちは太陽みたいに眩しい笑顔を向ける。親しみやすそうだ。信号機組の三人とは、特に仲良くなれそう。
「ねぇ、お姉さんの名前を聞いてもいいかい?
この中じゃ、ジャーファルお兄さんしか知らないんだ。教えておくれ!」
_ここから、私の新たな生活が始まるんだ。
『わ、私は、新戸 アレルって言います…!こう見えて23歳です!
あの、それでええっと…こ、ここ、この世界の人間じゃない、です。皆さんで言うところの…異世界人ってやつ、です。まだ慣れないことばかりですが、しばらくの間、よろしくお願いします…!』
詰んだ。自己紹介で『私、異世界人です』とか言ったらだめか?変なヤツだと思われた?すると
「ねえ」
ヤムライハさんが肩を小刻みに揺らしながら私に近づいてきた。そして_
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冷水 - 完結おめでとうございます!終わってしまったのは寂しいですが、新作を楽しみに待ってます!これからも頑張ってください!! (2017年8月4日 14時) (レス) id: f2eb36356b (このIDを非表示/違反報告)
茶零 - 始めまして茶零、【されい】と言います。夢小説は書いていませんが、拝見させて頂きました。続きを楽しみに待っています。 (2017年7月20日 16時) (レス) id: 8e05751a55 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぎ(プロフ) - スノーだるまさん» いえいえ!お役に立てて良かったです!コメントありがとうございました!! (2017年5月8日 17時) (レス) id: e51d76d422 (このIDを非表示/違反報告)
スノーだるま(プロフ) - ルフの属性紹介ありがとうございます!参考になりました! (2017年5月8日 6時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぎ(プロフ) - ぱふぃさん» ぱふぃさん初めまして!わわ、私なんかに身に余るお言葉を下さるなんて…!ありがとうございます!(*´∇`*)更新がんばりますね!コメントありがとうございました!(≧▽≦) (2017年4月9日 19時) (レス) id: e51d76d422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:毒 | 作成日時:2017年1月6日 17時