【undertale】運命を変える者【sans】

子供の希望 ページ11

どのくらい、泣いていただろう




気づいたら、まわりはとても静かで誰も居ない。いや、気配もない

「行かなきゃ…」

あの人間の行動を見るために、諦めるかも知れないという希望を抱いて…









その時、

「な、なぁ！姉ちゃん！」

誰かに声をかけられる




「誰？」

振り向くと、





・




黄色とオレンジのシマシマの服を着た、モンスターの子供がいた

「どうしたの？こんなところに………子供が…」


子供が口を開く

「なあ！アンダインと人間、どっちが勝ったんだ！？アンダインは、生きてるか！？」
「！」

でもまて、なぜこの子は人間の事を知っている？まぁ、でも真実を…………アンダインの事をまだ純粋な子供に言ったら受け止められる訳ないし………。とりあえず、



「………、ごめん。私も知らないんだ」



真実は言わないでおこう




「あ……。そうなのか…」


アンダインが勝ったか負けたかわからいからか子供はしょんぼりしている





せめて、
「でも、アンダインは生きてるよ！どこかにいるかも知れないから、私がアンダインの事探してくるよ。だから、君は大人しく避難しておいてね？」









“希望”は持たしてあげなきゃ。…アンダインは生きてるって









「！…わかった姉ちゃん！でも、アンダインと会ったら、ちゃんと俺に教えてくれよ！」

子供は駆け足で来た道を戻っていく









・









わかってる。希望なんて無いけど、生きてる可能性なんて無いけど、









『アンダインは…………ﾀﾋ、んじゃたの、か？』









子供の、絶望した顔なんて見たくないんだよ

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