浮気とか信じらんないし【朔間 零】

17日目 ページ18

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「これって凛月君のやつ...？？」





凛月君から借りたパーカーを羽織ると
ふわりと柔軟剤の匂いがする。




「あ、凛月君...これ洗って返すね...？」





「あ、大丈夫。仮にも家で洗って兄者に見つかったらまためんどくさい事になるでしょ？」





まぁ確かにそれも一理ある。






「ねぇ...Aは今も兄者のこと好き...？」






いきなりの質問に私は少し驚いた。

勿論好きだ。



でも、少しだけ不安もある。






零さんはもう私のことが好きじゃないんじゃないのか...とか



色々な事が頭の中でよぎる。






「A...？？」






「え、あっ...！好きだよ！？」



思わず声が裏返ってしまった。




色々混乱しているうちに、
凛月君は色々な準備をしてた。



「もう夜遅いし、多分あんず帰ってこないから、泊まってって。」





「え、大丈夫だよ、？...それに迷惑だから...」





「いいの。空いてる部屋ならあるし、それに兄者と顔を合わせづらいでしょ？」







凛月君はﾆｯｺﾘと笑いながら、
部屋まで招待してくれた。





「とりあえずもう休んだほうがいいよ？」





凛月君はすごく優しくて身に染みる。


なんていうかほんとに...


もう零さんみたいに優しいなぁ...。





「じゃあ凛月君...お言葉に甘えて今日はもう寝るね...？」








「うん。おやすみ。」







「おやすみなさい。」





凛月君が部屋から出たあと
私はベットの中に入り電気を消した。







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