〜私達の歌舞伎町〜【銀魂】4

173話 ページ26

〜〜真選組屯所〜〜

近藤「トシ・・・・・・止めとけ。」

土方「・・・・・・・・・・・・」

土方と沖田がいつものように喧嘩しているのを見た近藤は今は揉め合いしてる場合じゃないだろと真剣な顔して土方に注意をした。

土方「攘夷浪士の中で最も危険な男・・・高杉晋助。噂じゃ奴は・・・人斬り似蔵の異名を持つ居合いの達人・岡羅似蔵。紅い弾丸と恐れられる拳銃使いの来島また子。変人謀略家として暗躍する武市変平太。そして正体は謎に包まれた剣豪・河上万斉。奴らを中心にあの鬼兵隊を復活させたらしい。」

近藤「鬼兵隊？攘夷戦争の時に高杉が率いていた義勇軍のことか？」

土方「ああ。文字通り鬼のように強かったって話だがな・・・・・・」

近藤「だが今さらそんなもん作って一体何をするつもりだ？」

土方「恐らく強力な武装集団を作りクーデターを起こすのが奴の狙い・・・近藤さん、あいつは危険だ。」

近藤「・・・わかった。トシ、奴らの情報を集めるのに全力を尽くしてくれ。」

土方「了解だ。それから近藤さん・・・素振りは"全裸"でなくてもいいんじゃねぇか・・・」

近藤がさらしだけお腹の辺りに巻いてるが下半身の方は丸裸でそれを気にせずに木刀で素振りをしているのを見た土方は呆れた表情でツッコミを入れた瞬間・・・・・・

山崎「たっ大変です！！」

近藤・土方・沖田「「「！」」」

山崎「また辻斬りが出たそうです！」

監察の山崎退が昨晩の辻斬りがまた出たと報告がきた。


〜〜歌舞伎町(橋の下)〜〜

翌朝、昨晩の辻斬りがまた出たと通報があって役人達は事件現場である橋の下の近くに布がかけられている遺体を見てそれを調べている。

住民「オイオイ。何の騒ぎでィ？」

住民「また死体が上がったらしいよ。」

住民「何でィ？また辻斬りかィ？」

住民「もうこれで何人目だ？」

住民「狙われてんのは浪人ばかりという噂だがねェ。これじゃ恐ろしくて夜遊びもできねーや。」

住民「まァ、しばらく家で嫁さんを大事にしろってことさね。」

エリザベス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

昨晩の辻斬りの現場にいた桂のペットであるエリザベスは布がかけられている遺体を見てその場から走り去っていった。


つづく

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