～私達の歌舞伎町～【銀魂】4 (ページ25)

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172話ページ25

〜〜歌舞伎町(夜)〜〜

近頃の毎晩、歌舞伎町の港では辻斬りが横行していると騒いでいる頃・・・かつて銀時と紅葉の戦友だった攘夷志士の桂小太郎は夜一人で橋を渡っている途中にたまたま近くに通りかかった男に声をかけられた。

男「ちょいと失礼。桂小太郎殿とお見受けする。」

桂「・・・人違いだ。」

男「心配いらんよ。俺は幕府の犬でもなんでもない。」

桂「犬は犬でも血に飢えた狂犬といったところか。近頃、港で辻斬りが横行しているとは聞いていたが、噛みつく相手を選んだ方がいい。」

男「生憎、俺も相棒もアンタのような強者(つわもの)の血を欲(ほっ)していてね。ひとつ殺り合ってくれんかね？」ﾆﾔﾘ

男はそう言って腰に巻いてある刀を鞘で抜いたら血のような赤く光っている刀を桂に見せた。

桂「！・・・貴様、その刀・・・・・・」

男が手に持っている刀を見て驚いた桂は殺気を感じて戦闘態勢に入ったが・・・・・・

男「アララ。こんなものかィ？」ﾆﾔﾘ

桂「！？」

男の攻撃が早すぎて避けることが出来ずに桂は斬られて血を吹き出して倒れてしまった。

〜〜真選組屯所〜〜

翌日、過激派攘夷志士の高杉晋助が鬼兵隊(きへいたい)を復活させたということを真選組の副長・土方十四郎は中庭で剣の素振りをしている局長の近藤勲に伝えた。

近藤「何っ！高杉が・・・」

土方「ああ。間違いない。監察が入手した確かな情報だ。」

近藤「あの高杉がまだ江戸に・・・」

沖田「高杉か・・・確かに前回は見事にやられやしたっけ・・・」

土方「お前が長っがい便所に行ってたせいでな！！(怒)」ｲﾗｯ

まだ勤務中であるにも関わらず一番隊隊長の沖田総悟が目元に愛用のアイマスクを着けて昼寝をしているのを見た土方は額に青筋を立てながら苛立ちをして怒鳴り散らした。

沖田「あれ。おかしいな・・・その論法でいくと真面目に働いてたどこぞのマヨラーは俺以上に無能って事になりやしませんかい？(笑)」ﾆﾔﾘ

土方「！！(怒)」ｲﾗｯ

沖田に嫌味ったらしく言われた土方はブチキレて腰に巻いてある刀を抜いてそれを沖田に斬りかかろうとした。

土方「んだコラァァ！！(怒)」ｲﾗｯ

沖田「ふっ・・・」ﾆﾔﾘ

沖田はそれをヒラリと避けてどこから出したのかバズーカ砲で反撃しようとした。

つづく