｢俺、誕生！｣ 5話 ページ20
デンライナーの中は騒然としていた
時の列車ばかり狙う強盗集団にデンライナーは乗っ取られ、モモタロスとウラタロス、キンタロスは電気が走る柵の中に閉じ込められてしまった
だるそうにトランプをするイマジン達にナオミもだるそうにコーヒーをだす
そんな様子を見てモモタロスはわなわなと拳を震わせた
｢ちくしょう…！人質とは卑怯な真似しやがって…！｣
｢網にかかったってワケだね。完全に待ち伏せしてたよ、アイツら｣
｢冗談じゃねえぞ！｣
隣にいたウラタロスを押しのけて少し離れた場所に座るリュウタロスに怒鳴るように言った
｢オイ！リュウタ！ここを開けろ！お絵かきしてる場合じゃねえだろ！｣
｢だって牙王って人、面白いもの見せてくれるし、これでいいよね？｣
そう言って描いていた絵をモモタロス達に見せる
その絵はモモタロス達が閉じ込められてリュウタロスだけ外に出ている、今の現状のような絵だった
｢あ〜あ、完全に性格読まれちゃってるよ｣
｢クソ…！｣
頭を抱えるモモタロスにウラタロスが手を肩に置く
完全に手詰まりだ
｢大体よォ…なんでここにAがいるんだよ…!!｣
デンライナーの端の席に、いつもは居ないはずの姿があった
Aは薬でも盛られたのか、騒いでいるにも関わらずすやすやと小さく寝息を立てている
｢まあ人質として、最適な人物だよね｣
｢冷静に考えてる場合か！なんかあった後じゃ遅いんだよ！｣
ウラタロスの胸ぐらを掴みあげると、いつものウラタロスでは考えられない程強い力でモモタロスも掴み上げられる
｢僕が冷静に見えるなら…センパイも冷静になった方がいいんじゃない…！｣
いつもより低い声で言われてモモタロスは思わず気圧された
ウラタロスでも、冷静な訳がなかったのだ
よく見るとキンタロスも、寝ているようだったが静かに外にいるイマジン達を睨みつけていた
舌打ちして乱暴に腕を下ろすと、ガシガシと頭をかいた
｢ナオミさん、チャーハン1つ｣
｢はーい！｣
｢お前らはもっと危機感持てよ！｣
いつも通りの2人にモモタロスは思わずツッコんだ
モモタロスは自分を落ち着かせる為に息を吐き、良太郎の気配を探り始めた
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フォンフォン(プロフ) - 萌笑さん» そう言ってくださると嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年9月17日 16時) (
レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
萌笑(プロフ) - この小説めちゃくちゃ大好きです！これからも頑張って下さい！ (2018年9月17日 10時) (レス) id: b383e375e0 (このIDを非表示/違反報告)
鮭のマリネ(プロフ) - 廉火@こたぬき志麻リスさん» 貴重な感想をありがとうございます！夢主をいかに割り込ませるかで結構悩んで無理矢理な感じになりましたが、気に入って頂けて安心しました。電王、いいですよね。電王の魅力を無くさないように書いていきますので、これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 初コメ失礼します！ 最近、電王を見直し始めまして再熱しておりますところ、この物語を見つけました。やっぱり、電王はいいですね(唐突) 文章等も惹き込まれる文章で、何より、夢主ちゃんの存在がいい(真顔) これからも楽しみにしております！ (2018年9月6日 23時) (レス) id: 7e3ffaecdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フォンフォン | 作成日時：2018年9月1日 11時
