万事屋日常記録＿3【坂田銀時】 (ページ17)

今日:9 hit、昨日:14 hit、合計:12,922 hit

-6 ページ17

・

銀時「聞けば、給料もロクにもらわず働かされていたようですし、こうなった今残る理由もないでしょう。」

銀時「でも、これもいい機会かもしれない。みんなの話じゃ僕もムチャクチャな男だったらしいし、生まれ変わったつもりで生き直してみようかなって･･･」

銀時「だから万事屋はここで解散しましょう」

新八「ウ･･･ウソでしょう？銀さん」

神楽「やぁヨ･･･私給料なんて要らない。酢昆布で我慢するから･･･ねえ銀ちゃん！」

銀時「すまない。君たちの知っている銀さんはもう僕の中にはいないよ」

銀時はそう言って歩いていく

『待って･･･お願い待って！』

Aは必死に銀時の後を追いかけ、銀時の服の裾を掴む

『銀時お願い行かないで！私を置いて行かないで！』

銀時は振り返ってAの手を優しく掴む

銀時「Aさん･･･僕は記憶をなくしても、ずっとあなたの事だけは頭にありました。記憶はないはずなのに、ずっとあなたを見てしまう。どこにいても、すぐに目で追ってしまう。」

銀時「･･･でも、今の僕じゃ君を幸せにできない。だからごめんなさい･･･」

『･･･貴方が居なきゃ私は何処に行けばいいの？私の帰る場所なんてないよ。あなたのいる場所が私の居場所なの！』

銀時はもう振り返ることはなく、

Aはその場で涙を流した