カレカノごっこ2【梅原裕一郎】

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西山「ほらいつまでも落ち込んでないで！」


江口「そうだよ！大丈夫だって！」


貴方「でも…」







仕事終わり宏ちゃんと江口さんに誘われて飲みにやってきた
2人とも落ち込んでる私を慰めてくれるけど正直どうしたらいいのかわからなかった







江口「俺ちょっとトイレ行ってくる」


西山「はーい！」






桃花ちゃんは素直で堂々としているし何より可愛い。
私なんかよりずっと裕一郎くんとお似合いだ






貴方「もし裕一郎くんが桃花ちゃんを好きになったら彼女役の私は用無し…」


西山「…」







ボソッと呟いて大きなため息をこぼすと宏ちゃんが真剣な顔で口を開いた








西山「Aは梅ちゃんの " 彼女役 " になりたいの？」


貴方「…！」


西山「ずっとこのまま彼女役で終わっていいの？」


貴方「…そりゃ出来ることなら本当の彼女になりたいよ？…でもそんなの無理」


西山「どうして？」


貴方「だって…私なんていつもオドオドしてて自信ないし可愛くないし…裕一郎くんには釣り合わないもん」


西山「そうやって自分を低評価する所、Aの悪い癖だよ。自分がどうなのかじゃなくて自分がどうなりたいかが大切なんじゃない？」


貴方「…」


江口「ふ〜スッキリした〜」


西山「あ、パイセン！これも頼んでいいですかー？」









自分がどうなりたいか、か…
裕一郎くんの彼女になりたいなんてそんな高望みしてはいけないと思っていた
彼女役をさせてもらっているだけ有難い事だなんだと




私、変われるかな…









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