智side ページ38
じいちゃん『本当にするのかの？』
父親『は、当たり前だろ』
母親『もしかして今さら怖くなっちゃった？
でも、遅いわよ。私達をあれだけ侮辱した罰よ』
さっまでと違い、余裕の表情を見せる親
しかし、なぜかじいちゃんの様子は変わらない
何か、策でもあるのかな？
じいちゃん『別に通報してもいいぞ？』
智『じいちゃん！』
翔『お、大家さん、ダメです！』
父親『は、じいさん言われなくてもしてるぞ』
じいちゃん『まぁ、理由を聞かれたらこの子を守るためと言って
さっきまでのあんたらの様子を包み隠さず話すがな？
それで困るのはあんたらじゃないのかの？』
…え？
父親『あ、あんたは俺達を脅しているのか？！』
じいちゃん『脅してはおらぬよ、本当のことを話すと言っているだけじゃ』
それを聞いた翔くんの親は一気に顔が青くなり、
さっさと翔くんを置いて病室を出ていってしまった
智『じいちゃん、大丈夫なの？』
じいちゃん『こっちは何も悪いことはしておらぬ
堂々としていればいいんじゃよ』
何だろ…じいちゃんがめちゃくちゃかっこよく見える
先生『さて、先程の話し合いの続きを』
じいちゃん『いや、終わりじゃ』
先生『な、なぜ？』
じいちゃん『さっきのワシらの様子を見てただろ？
このままこの病院にいたら、またあいつらがこの子を連れて行こうとする
そうなったら、今度こそこの子は死ぬぞ』
先生『そんな…』
じいちゃん『彼を助けてくれたことは感謝してる
でも、これも彼を守るためじゃ
病院も別の場所を適当に見つける』
先生『て、適当って…私達が責任をもって』
じいちゃん『いいと言ってるじゃろ？！』
先生『す、すみません！』
じいちゃん『…智、翔。家に帰るぞ』
そう言うとじいちゃんは、ベッドにいた翔くんをおぶり
さっさと病室を出ていってしまった
おいらはその後ろを慌ててついていく
病室を出る時、一瞬振り返った時に見えたのは
担当医の先生とカウンセラーの先生がなぜか後悔している表情だった
…その表情の意味が分かるのはすぐだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
