ARS課の事件簿最終章 (ページ47)

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330 翔side ページ47

A「そういえばあの3人は？」
智「相葉ちゃんは迷い犬の捜索、ニノは家庭教師、松潤は…あ、そこのソファーでぐっすり寝てる」
A「ふふ、こんな感じなら便利屋とあまり関係ないんじゃない？」
智「そうなんだよな…思いきって名前変えるか！」
翔「名前って何よ」
智「それはもちろん！便利屋ARSでしょ！」
翔、A「変わってないじゃん！」

というのも、この探偵事務所の正式名称はARS探偵事務所。
警視庁時代は色々あったけど、何だかんだいってもARS課にいたあの頃が一番充実してたから、その名前は残したいよね？って全員の思いを汲んで
智くんがつけてくれたんだよな…

潤「え、便利屋やるの？」
翔「松潤起きたんだ」
潤「そりゃあ大声で話されたら嫌でも起きるわ」
A「潤くんはどう思う？」
潤「別にこのままでもいいんじゃない？どうせ、変えても変えなくてもくる依頼を受けるのは変わりないし」

雅紀「キャー潤くんかっこいい！」
和也「言うことがイケメンだわ！結婚したい！」
潤「うるせーわ！俺には妻と可愛い可愛い娘がいんだよ！」
雅紀「俺もいるし、何なら可愛い孫もできるし！」
和也「僕だって、潤くん家に負けないくらい可愛い奥さんと息子がいるんですよーだ！」

言い合いになる3人
っていうか、

翔「2人ともいつの間に帰ってきたの？」
雅紀「俺は秒で見つけて秒で帰ってきた！」
和也「僕は今日見る子が熱だしたからってその子のお母さんに言われたので帰ってきましたよ」

なるほど…相葉くんの“秒”は言い過ぎだと思うけど
それだけ早くここに帰ってきたってことだよね？

翔「で、智くん結局どうすんの？」
智「うーん…これまで通りARS探偵事務所で！」

その答えに全員で笑った。笑われた本人は「何で笑うんだよー」と膨れている

もし、警察官になっていなかったら
もし、ARS課に入っていなかったら
もし…皆に出会ってなかったら

俺達はそれぞれ違う人生を歩んでいたと思う
今よりよかったのか、それとも今より悪かったのか…
そんなこと誰にも分からない

…ただこれだけは言える

智「翔くん」
雅紀「翔ちゃん」
和也「翔さん」
潤「翔さん」
A「翔！」

今が、何にも変えがたい大切なものだってことを

翔「皆…これからもよろしく！」

俺の突然の言葉に皆は

「「「「「もっちろん！！！！！！」」」」」

と笑顔で答えた

～Fin～