第55話です ページ6
〜河川敷〜
乃「桃井先輩､お久しぶりです」
桃「乃愛ちゃん､久しぶりだね!」
桃井先輩はピンクの髪を揺らし
座っていた椅子から立ち上がる
横には､知らない男の人
乃「あの……その人は……?」
今「はじめましてやな
ワシは今吉 翔一
桐皇学園男子バスケ部のキャプテンや
よろしゅう」
笑顔であいさつしてくれた､今吉先輩
乃(でも……何かあやしい……)
でも､それを表に出さずに私も自己紹介をする
乃「はじめまして
帝光中女子バスケ部の黒子 乃愛です
よろしくお願いします」
私はゆっくりと頭を下げる
乃「桃井先輩､どうして今吉先輩と?」
メールには何も書いてなかったし
桃井先輩は
そういうことはちゃんと聞いてくれる
だから､疑問に思った
桃「……えっと
何かさとられちゃって……」
乃「え……??」
申し訳なさそうに言う桃井先輩だけど
私はよく分からない
今「酷いなぁ〜桃井
別にさとってないやんか〜」
……何かあやしい
桃「……皆から妖怪サトリって言われてること
ご存知ですよね?」
乃(妖怪サトリ……)
何だかどんどん話が脱線してきた気がする……
乃「あの……桃井先輩
この際､妖怪サトリがいても大丈夫ですので」
今「今何かサラッと酷いこと言うてないか?!」
ツッコミが入ったけど､ここはスルー
乃「お話とは､何ですか?」
桃「あのね……
今度の､誠凛と桐皇の試合……来てほしいの!!
乃愛ちゃんにも……!」
乃「誠凛と桐皇の試合……ですか」
新旧光対決って事か……
桃「あの事があって､
私達に会うのが嫌かもしれない……
でも､見てほしいの
きっとテツくんも喜ぶ……し」
どんどん声が小さくなって､顔も赤くなってる
乃(桃井先輩は本当に兄さんが好きだな……
兄さん､どうして気づかないのかな……
こんなに分かりやすいのに……)
今「もしかしたら､
君が来てくれるってわかったら
青峰もちゃんと来るかもしれん」
やっぱりまだサボってるんだ……
乃「……誰か着いてきてくれたら
……たぶん､行けるかもしれない……です」
これが今の私の精一杯の答え
正直､今の青峰先輩のバスケは好きじゃないから
でも､もしかしたら
兄さん達が勝てば
元の先輩に戻るかもしれないから……
・
でも､その考えは甘かった
そう実感することになる
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遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。更新頑張ってください。 (2022年1月4日 0時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
春佳(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2021年3月7日 14時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 円堂達と絡みもお願いします(^∇^) (2020年4月6日 21時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 更新頑張って下さい！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 夢主ちゃんの性格とかこういう小説好みにどストライクなんですよ！なのでいつも読ませてもらってます！応援してます！体調に気をつけて自分のペースで更新頑張ってください！！ (2020年3月5日 8時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウェリル | 作成日時：2017年12月29日 17時
