毒舌美少女VSモテモテ男の娘＊番外編２＊【霧野蘭丸】

高校毒舌美少女26 ページ7

あれから一週間経った

後一週間で進路を決めなければならない

千里以外の友達やクラスメートの人はほとんど進路がすでに決まっていた。

先生になりたい人や、普通のサラリーマンやOLになりたい人。

看護師になりたい人や料理人になりたい人。

みんなそれぞれ夢があって、それを目指して歩き出している。

なのに私はなりたいものなんかないから１人ぽつんと突っ立てるだけ


in家

貴「はぁー…。」


ﾋﾟｯとテレビの電源ボタンを押す

テレビには人気ドラマの放送がされていた


貴「この女優…演技下手だな…」


人気ドラマの主人公の女優の演技が下手だ。

周りから見ると上手いかもしれないが１つ１つの細かい演技に魅了を感じない。

これじゃあ、ドラマの内容がどんなに良くても演技が下手なら意味がない。

違う、そこはもう少し感情を入れて

違う、もう少しセリフの間をあけて

違う、そこは…。


貴「あれ？」


なんでこんなにこのドラマに夢中になってるんだろう？

今、見たドラマの内容はまったくわかんない…。

ただの女優の演技だけを見ていて……。

自分ならこうすると考えていた…。

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