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「俺ね、那須のこと
かんきんしてるんだ、」
「え、かんきん…?」
その時、ハッとした。
…そういえば龍我が
俺に相談してくる時、
"浮所"って名前が出てきた気がする…
前相談された時のことを思い出した。
"「俺那須に前
キスしちゃったけど…
. .
浮所と付き合ってるんだったら
フられたも同然だよね、」"
. .
"「騙された、浮所に…」"
そういえば藤井くんもこの前…
"「実は前ね、
友達の家に行ったんだけど…
なんかドアから着信音が
聞こえてきたから開けたの。
そしたら男の子が鎖で繋がれてて…」"
藤井くんが話してたことって
この人のことだったの、?
「あ、あの…
僕になんの用なんですか、?」
「…一世くん、
龍我のこと好きでしょ?
で、龍我は那須が好き。
俺も那須が好き。
俺にとって龍我は邪魔な存在だから…
俺に協力してくれない?」
「協力…?」
「うん。
うまくいったら一世くんも
龍我と付き合えるかもだし!
そしたら俺は那須をひとりじめできる。
お互い幸せになれるし、
一石二鳥って感じでしょ?
一世くんしかいないの、
お願い…」
「…」
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時