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〈 いやぁ、っ!





ふぁ、ッ あンッ 〉







イヤホンから聞こえてきたのは、





喘 ぎ声だった。







「いつも那須こうやって




可愛くないてくれるの、」






「…この声ほんとに




那須なの、?」





「うん、





いつも俺がヤ りたい、って





言ったらヤ らせてくれるんだよ、」






「…でもこんなので





付き合ってるって言えるの?」





「言えるよ、





好き同士だからこういうこと





するんじゃん、





セ フ レじゃないんだから。」






「…でも浮所、





那須のことなんにも





知らないよね、」






「なにそれ、どういう意味?」





「浮所、那須のご両親のこと





知らないんでしょ?






那須にご両親のこと知ってるの?





って聞いた時、





言ってないっていってたから」






「知らないとだめなの?」






「そういうわけじゃないけど…







…でも俺は信じない。





浮所と那須が付き合ってるなんて。」






「べつにいいよ、





信じてくれなくても。






でも那須のことは諦めて。





もう会ったりしないで」






「そんなの俺の勝手じゃん!





那須のことなんにも




知らないくせに…っ」





「だから?





俺は龍我のために言ってるの。





だってこのまま那須のこと好きでいても





那須は俺のことが好きだから




結局報われないじゃん?」






「仮にそうだとしても





俺は那須のことが好きだから





好きでい続ける」





「だから…」





「え、?」





「諦めてって言ってるの!





龍我が那須を呼び出す度に





すごいイライラしてくるの!





那須は俺のものなのに、って…」






「いつから浮所のものに





なったの?






浮所が俺から那須を





とったんだよ、!」






「は?意味わかんない、笑」






「だってあの日、





ずっとそばにいてくれた





那須が急にいなくなったんだもん!





おかしいでしょ!?」





「そんなの俺知らないし。





あの日っていつのこと?」





「…っ」






浮所の態度に





いい加減腹が立ってきて、





目の前に置かれていた





水の入ってるコップを





浮所の頭の上で逆さに向けた。

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時

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