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「俺の那須って、…?」
「前言ったでしょ、」
「え、?」
「那須の首元のキスマーク、
あれ俺がつけたんだって」
「ほんとなの…?」
「何で嘘つかなきゃいけないの笑
…俺と那須、
付き合ってるよ」
「いつから?」
「ん〜結構長いかな〜
だから今日は龍我に
諦めてもらうためにはっきり
言おうと思って。
だから呼び出したの」
「…でも、俺が前に
那須の家行った時、
那須に付き合ってる人いる?って
聞いたらいないって言ってた、」
「那須の言うことは信じるんだ?
嘘ついてるかもしれないじゃん、」
「那須は嘘なんてつかない!
俺に嘘ついたことないもん!
浮所はわかんないだろうけど、
俺は那須の幼なじみで
ずっといっしょにいたからわかるけど」
「…龍我が
わかってくれないんだったらいいよ、
…ほんとはこんなこと
したくないんだけど、」
「え…」
「これ聞いて?」
浮所はカバンからイヤホンを
出して、つけて、って言ってきた。
「イヤホンつけなきゃだめなの…?」
「ここじゃちょっと、…
音出して聞くような
やつじゃないし」
なにそれ…
なんて思いながら、
イヤホンをつけた。
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時