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「騙された、浮所に…
そのうえ那須と付き合ってるって
言ってきたし…
いっしょにご飯食べた時は
まあまあいい人だな、って
思ったのに…」
「那須くんとは喋れなかったんだ、」
「うん。
でも多分那須に
俺に水かけられたこと
言ってると思う…
はあ、俺何であんなことしたんだろ…
那須に言われるんだったら
あんなことしなきゃよかった…
でもあれは絶対に
浮所が悪いと思ったから…」
「…龍我は悪くない、
僕はそう思うよ。
正直状況がよくわかんないけど…
僕はいつだって龍我の
味方だよ、」
「ありがとう、金指。
でも那須も俺の味方だと思うんだ、」
「…何でそう思うの?
幼なじみだから…?」
「うん。
お互い辛い時はそばに
いて、いつもずっと
いっしょだったから。」
「…そっか、」
.
「くしゅんっ、!」
「浮所、大丈夫?」
「ん、…
やっぱり風邪引いちゃったみたい…」
「今日は安静に
してた方がいいよ、」
結局昨日びしょぬれで
帰ってきた理由は分からずじまいだった。
なにも言わないし、教えてくれないし
あんまり聞かない方がいいかな、って。。
「…ねえ、那須、
俺なんか頭痛いかも、」
「えっ、大丈夫?」
「うん…ケホッ
咳も出てきちゃったぁ、…」
「風邪薬買ってこようか、?」
「んー、薬は大丈夫。
…でも、今日は1日中
俺のお世話してほしいなぁ、♡」
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時