時の翼 2【鋼の錬金術師】

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アルは倒れて動かない



男はアルの中身が無いからか



表情は見えないが驚いているようだ



「(中身がない！？！)」



「野郎ぉー！！！！」



今度はエドが男に向かう



「遅い！」



男はエドの右腕を捕え破壊しようとする



パン！！！




何かがはじかれる音がした



男もこれにはビックリ



エドはその衝撃で吹っ飛ばされる



『エド！』


「くそっ！」



エドはコートを脱ぎ捨てる



「機械鎧...
なるほど人体破壊では壊せぬはずだ
変わった奴等よ」



エドは機械鎧に手を当て剣を作る



「兄さん...！ダメだ
逃げた方が！」



「馬鹿野郎！
お前を置いて逃げられっか！」




「両手を合わせて輪を作り
練成を行なうわけか...
ならば...！」



「うぉぉりゃ―――！！！！」



エドは男に向かう



しかし今回も右腕を捕える



「まずはこのうっとうしい右腕を破壊
させてもらう！」




バン！！！



「兄さん！！」



『エド！！』



エドの右腕は粉々に砕かれてしまった



ドシャッ！カラカラン...



「これでもう錬金術は使えない」



エドは座り込んでしまい後ずさりしようとするが



右腕が無いためバランスを崩し倒れる



「神に祈る間をやろう」



「兄さん！逃げて！！兄さん！！」



バッ！！




「！？」

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