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ep.1 ページ2

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ヨーロッパ大陸の広大な自然の中。




太陽が昇り、辺りがキラキラと光り輝く。
私は扉を開けて外に出る



『う〜ん、今日もいい天気になりそう!』



お日様の光を浴びて背伸びをする
すると、足元に小さなキツネが擦り寄ってくる。



『おはよう、ファイ』

《キュ!》



ファイと呼ばれたキツネは小さくそう言った。





私はこの小さな家でフェネックギツネのファイと暮らしている。
両親は私が幼い頃に亡くなってしまった。
その時のことよく覚えていない。でも寂しくはない
ファイが一緒に居てくれるから。




家の中に戻り、壁に飾ってある木の棒のような物を撫でる。




『おはよう、お母さん、お父さん』




両親の形見だ。
これが何なのか私には分からないが、父と母が大事にしていたのをよく覚えている。



満足した私は腕まくりをして早速家事に手をつける
朝食、洗濯、掃除と難なく家事をこなしていく。



一段落した頃、コンコン…と玄関からノック音が聞こえる。



私は不思議そうに玄関を開けると、1人の男性が立っていた




「おはよう、今日もいい天気だな」

『あの……どちら様ですか?』




陽気に話す男性に私は怪しそうに男性を見つめた
こんな自然以外何も無いところに人が来るのは珍しい事だ
男性は私の様子を見て両手を上げて微笑んだ




「そう警戒しないでくれ。私は君の両親の友達だ」

『父と母の…?』

「そうだ。今日は君に用があって来たんだ」




目の前の男性は困ったように手を挙げていた
まるでその姿は拳銃を突きつけられた犯人のようだ
まだ信用してないが、目の前の男性は嘘をついている様子は無い
恐る恐る私は玄関の戸を開けた。




『……折角ですので中へどうぞ』

「ありがとう」




男性は優雅にお礼を言うと中へ入っていく
戸を閉めて椅子に座る男性の目の前の椅子に座る。




「こんな朝早くにすまない。私はアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアだ」

『ダンブルドアさん?私はA・ロイスと言います』

「知ってる。私は小さい頃に君と会っているんだ。本当に大きくなった」




ダンブルドアは私を懐かしそうに私を見つめた
何だか恥ずかしくなり、顔を下げて隠してしまう
すると、机の上に小さな手紙を私に差し出してきた




「今日は君にこれを渡しに来たんだ」




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作者名:Lia | 作成日時:2023年6月29日 19時

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