8.ヒメサマ(食い違ったので変更) ページ10
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眼が覚めるとメイドが僕に微笑みかける。
その目には"可愛らしい子供"が映る。
「姫さま、お早う御座います。」
『おはよ…今日は何人?』
メイドの表情が少しひきつる。
「3人がノルマとなっております。」
『そっか…じゃあ取り敢えずアナタ、いい?』
メイドは"もちろんですよ"と答えた。
私はメイドの首をもぎ取った。
メイドは話さなくなったが僕は気にせず
動かないメイドの隣でゆったりと着替え出した
「姫さま、お食事で御座…います。」
新たなメイドが私の横のメイドだったものを
見て言葉を詰まらせたあと何とか続きを言う。
『ありがと…あと二人なんだぁ。』
私は食事を受け取ってニヘラと笑った。
メイドも微笑む。
その目に映るのは"人殺しの娘"だった。
°・*°・*
『僕の家、変わってて?僕は一日にノルマの人数を殺さなきゃいけなかった。ヒメサマヒメサマって崇められてたよ。』
五人は気まずそうに目をそらす。
おそ松だけはこちらを見ていたけど。
『変な言い伝えがあったらしくてさ、【この家に生まれた娘が橙の髪をしていたのならば、その娘が流れさせた血の量だけ、この家は繁栄するだろう】って。馬鹿みたい。』
私が人を殺せば殺すほど家が繁栄する。
もちろんそんなの嘘だった。
『僕の家はどんどん衰退していった。
父は僕に裏切られたと私を捨てた。
折角あんなにお金をかけたのに、
あれだけの人間を殺しておいて、
メイド達が可哀想だなって言いながら
僕を売った。
僕は才能を見込まれて殺し屋に買われた。』
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めーりん(プロフ) - 純さん» 有難うございます!( ´ ▽ ` )コメント頂くと更新せねば!ってなる私…笑 ちょっと今から更新してきます( ⊃˙-˙)⊃(ペン) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 14a4a43ae4 (このIDを非表示/違反報告)
純 - カッコいい!!背景?もカッコいいですね! (2017年12月21日 23時) (レス) id: a26498a704 (このIDを非表示/違反報告)
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