10.読唇術 ページ12
green
「おい!おいって!」
おそ松兄さんが女の子の体をゆすると
彼女はハッと目を見開き何故か前は伸ばしていた手を引っ込めた。
『…ごめん。』
途中まではスラスラと話してくれていたが
"彼"…育て親である殺し屋の話の中で止まり、それから催眠術にでもかかったみたいに目の焦点が合わないまま小さく何か呟いていた。
そして"おじさん"と誰かを引き止めるように腕を伸ばし涙を流していた彼女を見て流石にヤバイとおそ松兄さんが彼女を正気に戻してくれた。
「…おじさんってやっぱりその、殺し屋の?」
僕が尋ねると女の子は"そう。"とだけ答える。
おそ松兄さんが今日はこれくらいにする、と言い取り敢えず僕たちは解散しそれぞれの部屋に戻った。
…他のみんなは気づいていないみたいだけど
僕が見逃すと思った?おそ松兄さん。
「(…後でまた来る…)」
口パクで彼女にそう言ったでしょ、読唇術は
情報収集の基本だから。僕に使えないわけないよ。
僕も一緒に行くからね。
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めーりん(プロフ) - 純さん» 有難うございます!( ´ ▽ ` )コメント頂くと更新せねば!ってなる私…笑 ちょっと今から更新してきます( ⊃˙-˙)⊃(ペン) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 14a4a43ae4 (このIDを非表示/違反報告)
純 - カッコいい!!背景?もカッコいいですね! (2017年12月21日 23時) (レス) id: a26498a704 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ