寂しげな瞳の捜査官【東京喰種:re】

２話 ページ4

「ほら、どんなことでもいいから、話してみて。」



郡さんは、優しいから好き。でも恋愛感情はこれっぽっちもない。



「郡さんは、２年前まで私が普通の喰種として生きてたのは知ってますよね」

私が喰種と知っているのは、准特等以上の捜査官だけだ。


「うん。」


ヤバイ……泣きそう…声が震えてきた。


「喰種としてくらしていたときの想い人が、梟戦で、有馬さんに駆逐されたんです。

それで、それでっ、私…全然、振り切れなくて…それで、町中であったのが、琲世さんで、琲世さんが、金木くんに似すぎていて、有馬さんに死ぬ気でお願いして捜査官になったんです。

私、最低ですｯ、琲世さんを金木くんのかわりにしてる！

喰種と人間は永遠にわかり会えないんですか！？喰種の存在だけが、邪魔なんですか！？人間だって、たっくさん動物の肉を食べてるんですよ！

私や、金木くん、雛実たちは、喰種とか、自らの命を捨てた人たちを喰べてたのに！
雛実なんかヒトを喰べること事態を拒んでたのに！

人間は、悪いことした人しか捕まらないのに！喰種はなにもしてなくても捕まる！

喰種だって、人間みたいに生きたかったはずですよ！

もうこんなセカイ、自分、みんな、みんなみんな嫌いだぁｯ！(ﾀﾞｯ!」


「あ！まって！」

ごめんなさい、郡さん。

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