私的理論37 ページ37
誰か助けてよって願っても、私を助けてくれる人はいない
両親は海外だし、友達なんていない
いたとしてもこの世界に来られるわけがない
A「だれも、私を必要としてくれないの・・・?」
クロハ「必要とされたいのか?」
A「・・・ぅん」
クロハ「俺が必要としてやるよ」
A「へ・・・?」
クロハ「俺がお前のこと必要としてやるって言ってるんだよ」
クロハが私の頭を撫でる
その手はさっきみたいな無理やりじゃなくて、私のことを大切に優しく扱っている
クロハ「必要とされないのだろう?」
A「うん」
クロハ「俺がお前を愛するから、だからお前も俺を愛しろ」
A「そ、それって・・・」
バサッ
クロハ「安心しろ、ハジメテを無理には奪ったりはしない、今は後ろだけだ。お前が俺を愛おしいと思った時、その処女を抱いてやるよ」
クロハが私に服を頭の上に投げる
肌が白い物のガッチリとした背中が去っていく
渡された白いワンピースを着ながら考える
訳が分からない
なんでいきなりあんなに優しいの・・・?
なんか、今日はいろいろありすぎて、もう
A「疲れた・・・」
私は倒れてもう一度眠りについた
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作者名:にひりんこ | 作成日時:2015年4月26日 21時